【メーカー営業】自責と他責〜心病まずに成長するマインドセット〜
こんにちは、アンビーです。
今日は仕事中に気づいたことについてです。
今日起きたこと
金曜の夕方に、関係会社の人から資料の作成を頼まれました。
資料自体は営業が作るものではなかったのですが、私に依頼がきたので私から技術に依頼しました。
技術に資料を作成してもらい、それを私がチェックし、問題なければ関係会社に提出する、というプロセスで作ることにしました。
金曜の夕方に頼まれた依頼でしたが、関係会社から指定された納期は月曜日のAM10時でした。
そして何が起きたか、というと、
技術が資料作成を忘れており、月曜のAM11時に提出。
私は別会議でチェックできず、最終的にチェック&提出できたのは14時頃になってしまったのです。
この時どう考えるか?
この時、自分はこの現象をどう結論づけるか、かなり悩みました。
大きくは自責と考えるか?他責と考えるか?です。
自責で考える
9時30分の時点で技術にリマインドしなかった自分が悪い。リマインドすればよかった。
もしくは、そもそも月曜AM10時納期を許容した自分が悪い。依頼を受けた時点で納期調整をすればよかった。
と、いう考え方。
一般的には自責で考えるべきだと思います。私もそう思います。
なぜなら、自責で考えないと成長しなくなるから。
この現象を防ぐためには自分には何ができたのだろう?と考えることが改善に繋がるし、自分の成長に繋がる、というのは多くの人に納得していただける理論だと思います。
ただし、
わかる人にはわかると思うのですが、自責で考えることにはリスクがあります。
それは
”心が病む”
というリスクです。
いつも自分が悪い、自分がこうすればよかった、だと、いつまでも自分を肯定できずストレスが溜まり病んでしまうんです。真面目な人ほど鬱になりやすいのはこのためではないでしょうか。
自責は成長につながりますが、こういうリスクがあると私は思います。
他責で考える
資料を納期通りの提出しなかった技術が悪い。
そもそも金曜の夕方に短納期で依頼してきた関係会社の人間が悪い。
という考え方。
この考え方では成長しない、です。
自分は悪くない、と割り切り、改善の可能性を断ち切っている。
一般的にこの他責は「良くない」とされます。
しかし、本当にそうでしょうか?
他責は自分の心に負担がかかりません。自分は悪くない、と割り切ってしまえば心に無駄なストレスを抱えることなく次の仕事に取り組目ます。次の仕事で良い結果を出せる期待もあります。
もしかすると自責で悶々と悩み続けるよりよっぽど良いのではないでしょうか?
結論
自責で考えるべきか、他責で考えるべきか、悩みましたが、結局は「自分がコントロールできたことで起こり得る問題の何%を防げたか考える」という結論に至りました。
なんでもかんでも自責、他責、でなく「この問題の●%部分は自責で防げたが、それでも●%の確率で起き得る問題だった」と考えるのです。
今回の場合、私が納期を適切に調整したいり、技術にリマインドすれば、納期遅れを防げる確率は33%上昇しました。(関係者3者なので3等分)
しかし、それでも、関係会社が「やはり月曜の10時に絶対欲しい」と言う可能性はあるし、技術が遅れる可能性もある。残りの66%はコントロールできないので、発生し得るのです。
まあ実際問題解決においてはたった20%のことがらで80%が解決できることがほとんどなので、上記の理論はちょっと雑なのですが、こう言い聞かせることで、心のストレスを最小化して成長できる、と思いました。
特にメーカーの営業は自分でできることがほとんどありません。その割に責任は全て営業に押しつけられます。
そんな中で心を病まないためには、こんな心構えが必要なのでは、と思いました。