Stand and Fight

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大手素材メーカーNo.1営業マンからWebエンジニアに転身した男のブログ

【あんびーのヘンケン日記より】GD必勝講座〜立ち振る舞い編〜(2019/6/22)

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過去に私が書いていた「あんびーのヘンケン日記」から、人気の高かった記事のみこちらに移動させてきました。

 

どうも、あんびーです。

今回は、GD必勝講座「立ち振る舞い編」です。

GDは大前提として思考のフレームワークを持っていることが勝敗を大きく左右しますが、
それとは別に、「場を掌握できるか?」という点も非常に重要なポイントです。

場の掌握ができないと、本来のパフォーマンスができず、落選ということになります。
そうならないよう、対策を頭に入れておきましょう。

 

 

誰よりも早く会場に到着しろ

私は以下の2つの理由で誰よりも早く会場に到着することをお勧めします。

①自由に席を選べる(選べないこともあるが)

GDは人数が多い時だと、10人くらいで議論をすることがあります。
10人ともなると、端の席の人はどうしても声が届かずなかなか議論に入れません。
そうずると、必然的に真ん中の席の人が議論を回す=活躍しているように見えることになります。

これは悔しいです。実力があっても力を発揮できない。

そこで、早めに会場に到着しておくことが重要です。
早めに会場に到着すると席を自由に選べる場合があります。このときに真ん中の席を選んでおけば、高確率で自分が議論の中心となれます。

②最初から仲間を作れる

GDであるあるな最悪パターンが「全員的になり、意見できなくなった」というパターンです。

本当は自分が間違っていなくても、その場の全員が敵になると、もはや自分の意見は通らず、議論はミスリード、自分は消極的な学生と捉えられ落選、となります。

日本の新卒の就活なんて同調圧力の塊ですから、この状況は正直、よく発生します。

その対策として、早めに到着することがお勧めです。
自分は早めに着席しておいて、あとから来る人に順次声をかけていき関係作りをしておきましょう。

簡単な世間話や情報交換をしておくだけで、「あ、この人はまともな人だな」という印象を与えられ、議論で敵に回されるリスクがぐっと減ります。

 

全体の流れは自分が提示しろ

これはそもそも面接官からの評価に直結するのですが、議論の全体の流れは自ら提示しましょう。

面接官は議論の流れを決定できる人=優秀である、と考えます。(思考している証拠だから)
実際、そういう人の方が優秀です。

それにせっかく思考のフレームワークを持っていても、他の人のフレームワークで議論が進んでしまっても自分に不利です。

ここは必ず積極的に自分から提示しましょう。

 

暴走マンをなだめろ

だいたいどのGDにも1人こういう人がいます。

だらだらと長く喋ったり、議論の方向性とは関係のない情報を話し続けたり。

こういう人には素早く指摘を入れるべきです。面接官も、早く誰かこいつを止めろよお、と思っています。

なのでこう言いましょう。
「◯◯くんの言っていることはその通りだと思うし納得感はある。けど今は〜を考えた方がいいんじゃないかな?」

相手を肯定しつつ、議論の方向性を正すのです。


全員に振れ

これはなぜか日本の新卒だと重視されることなのですが、発言しない人がいるグループはグループとして評価を落とします。

みんなで手をつないでゴールの文化のせいなのかもしれませんが、
とりあえずそういう人を生み出してしまうこと自体、自分の選考通過確率を下げますので、

「◯◯さんはどう思う?これでいいと思う?」

と適宜声をかけて全員に発言させましょう。

人1回発言させれば十分です。


ちなみに社会人の世界では、発言しない人はその時点でドロップアウトで、誰も救ってくれません。

 

発表はかならずやれ

これはもはや心構えの問題だと思うのですが、発表は必ずやった方がいいです。
やらない理由がない。

最後の発表というのは、「加点の場」でしかないのです。

なぜなら、全員を比較できないシチュエーション=不公平なシチュエーションで減点をすることはできず、逆に加点される権利はあるから。

発表者になる権利は全員に平等に与えられていますので、その中で発表者を勝ち取った人は存分に加点される権利があります。

発表者が加点される要素は山ほどあります。
・自ら発表役を買って出る意欲の高さ
・議論を総括する論理力
・グループの人間から発表を任される信頼感

など。

私の持論ですが、”本気でやるなら常に意識は高く”です。


タイムキーパーに徹したら負け

最も存在価値のないポジションの1つに「タイムキーパーに徹する役」があります。

時間を管理してくれること自体は嬉しいのですが、この役だけに徹することに価値はありません。

GDはあくまでも自分の意見を発信し、他人とぶつけ、昇華させる場です。

タイムキーパーもいいですが、自分の意見を述べましょう。

 

アイディアマンに徹したら負け

暴走マンに多いのがこのタイプなのですが、とにかくアイディアを発散させる。

議論の順序があるのに、いきなりジャストアイディアで施策から話し始めたり。
課題を分析したのに、まったく対応しないアイディアを述べたり。

このようなタイプの人は議論を昇華させる上で邪魔になるので、評価はされません。


また、そうでなくてもアイディアだけを出す役回りにあまり大きな価値はありません。

なぜなら、フレームワーク編でも述べましたが、議論で最も重要なのは「課題分析」だからです。

良い解を出したいのであれば、課題分析に徹底的に時間を使うべきで、これができない人は現実のビジネスでも間違いなく活躍できません。


アイディア出しはできるに越したことはないですが、課題分析の能力を忘れずに伸ばしましょう。


まとめ

新卒のGDは残念ながらマウントの取り合いみたいなところがありますので、今回紹介したポイントは最低限押さえておいた方が良いと思います。

最低限これらポイントを押さえた上で、実際にはフレームワーク編で紹介した「思考」を使いレベルの高い議論をすることに注力した方が、内定にもつながりますし、社会に出た後の活躍にもつながります。